えっ、あの「タンス」には足があった!? 驚きの家具の進化とは

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タンスに“足”がついていた時代があったって、ご存知ですか?

実はそのデザインには、昔の日本人の知恵と暮らしが色濃く反映されています。

今では見かけない「足付きタンス」が誕生した背景や理由、そして現代インテリアに至る家具の進化をやさしく解説します。

昔のタンスには“足”があった理由、知っていますか?

現代のタンスといえば、床にピッタリと置く「箱型収納」を思い浮かべる人が多いはず。でも、ちょっと昔――江戸時代から明治、大正にかけて使われていた和箪笥(わだんす)には、実は「足」がついていたんです。

「えっ?家具に足?なんのために?」と驚く方も多いでしょう。実はこれ、ネズミ対策と湿気対策のためだったのです。


足のあるタンスは“暮らしの知恵”だった!

昔の日本家屋は今ほど密閉性が高くなく、ネズミや虫が日常的に出没していました。特に衣類を収納するタンスには、シルクの着物など高価なものも多く、ネズミの被害から守るために「足をつけて登りにくくする」工夫がされていたのです。

さらに、床から少し浮かせることで湿気対策にもなり、着物をカビから守る役割も果たしていました。

昔は畳の下に地面がむき出しの住宅も多く、梅雨時期は湿気との戦い。そんな環境で生まれたのが、脚付きの和箪笥だったというわけです。


家具から見える、暮らしの進化

現代の家具ではあまり見られない“足のあるタンス”ですが、アンティークショップや古民家に行くと、その名残を見ることができます。職人の手仕事で作られた木製のタンスは、見た目にも美しく、機能的。昔の人の知恵と美意識が詰まっているのです。

今ではあえて「脚付きの家具」を選ぶ人も増えており、北欧風やヴィンテージインテリアとの相性も抜群。湿気がこもらない、掃除しやすいという実用性もあり、再評価されています。

まとめ:あなたの家具にも、昔の名残があるかも?

家具は単なる道具ではなく、時代や暮らしの知恵のカタチです。普段何気なく使っている収納家具にも、目をこらせば面白い発見があるかもしれませんよ。

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