魔除けの木 槐(エンジュ)の魅力

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槐(エンジュ)とは

槐(エンジュ)は、中国原産の樹木であり、日本でも古くから栽培されてきた植物です。
その果実や種子は薬用としても利用され、白色の小葉を付ける美しい樹木です。
マメ科に属し、学名はSophora japonicaです。

槐(えんじゅ)の木は、アジア原産の落葉高木で、日本でもよく見られます。
樹高は15メートルから20メートルほどで、幹の太さは最大で1メートルほどになります。

槐(エンジュ)の葉は、羽状複葉で、小葉が多数集まってできています。
槐(エンジュ)の花は、日本の梅雨の時期に咲くため、「梅雨の花」とも呼ばれ、淡い黄色の花がたくさんつきます。
花は香りがあり、ハチやミツバチなどの昆虫にとっては重要な蜜源となります。

槐(エンジュ)の実は、夏から秋にかけて成熟します。
実は扁平な形をしており、熟すと茶色くなります。
食用としてはあまり知られていませんが、若い実を塩漬けにしたり、醤油や酢で味付けしたりすることができます。

また、槐(エンジュ)の木は、肥沃な土地に植えると急速に成長し、広い範囲に枝葉を広げます。
そのため、緑化のために道路沿いや公園などに植えられることが多く、日陰や風除けの役割を果たすことがあります。

槐(エンジュ)の特徴

槐(エンジュ)の木は、家具の製造に適した木材として高い評価を得ています。
槐(エンジュ)の木材の特徴と価値についてご紹介します。

軽量で加工しやすい

槐(エンジュ)はその軽さと柔らかさから、加工しやすい特徴を持っています。
木工や細工、家具の製作に適しており、様々な工芸品に利用されています。

美しい木目

槐(エンジュ)の木目は美しく、柔らかい色調で、シックな雰囲気を纏っています。
加工後もその美しさが際立ち、木製品や家具に高級感を与えています。

耐久性がある

槐(エンジュ)の木は、腐りにくく、耐久性が高いため、家具や建築材料としても適しています。

希少価値がある

槐(エンジュ)の木は、日本国内での生産量が限られており、希少価値があります。
そのため、製品の希少性や美しさを求めるコレクターから高い評価を受けています。
その美しさや加工しやすさ、耐久性などの特徴から、家具や建築材料としての価値が高いとされています。

魔除けの木 槐(エンジュ)

槐(エンジュ)には古来より魔除け効果があるとされています。
日本では、古くから槐(エンジュ)の木が邪気を払う効果があると信じられていました。
槐(エンジュ)の葉を神社や寺院に奉納することで、悪霊や邪気を退散させ、家族や家の安全を祈願するという風習もあります。
また、槐(エンジュ)の花を部屋の中に飾ると、空気を浄化し、魔除け効果があるとされています。

神話や言い伝えに登場する槐(エンジュ)

槐(エンジュ)には多くの神話や言い伝えが伝わっています。
中国では、槐(エンジュ)が不老不死の霊薬・仙人の木として崇拝されていました。
日本でも、その霊験あらたかな力が伝承として残されています。

槐(エンジュ)の木は、豊穣の神様・弁財天の棲む木とされています。
弁財天は、財宝や音楽、学問などを司る女神で、商売繁盛や学業成就、芸術的才能の開花を祈る際に槐(エンジュ)の木を参拝することがあります。

また、日本の古典『竹取物語』には、槐(エンジュ)の木が登場します。
主人公のかぐや姫が、竹から生まれた後、月の世界へと帰っていく際、彼女を追う男たちを躱すため、槐(エンジュ)の木の中に隠れています。

民話『花咲かじいさん』にも、槐(エンジュ)の木が登場します。
主人公の花咲かじいさんが、槐(エンジュ)の木の下で休憩していると、花咲かじいさんが持っていた薬箱に入った「花の薬」が蓋を開けると、そこには美しい花が咲き誇る世界が広がります。

そのほかにも、中国の古典『西遊記』に、槐(エンジュ)の木が登場し、主人公の孫悟空が、天竺へ向かう途中で悪霊に襲われる際、槐(エンジュ)の木に登って逃げる場面が描かれています。

以上のように、槐(エンジュ)の木には多くの言い伝えや神話が存在し、その豊かなイメージが様々な文学作品や美術作品にも反映されています。

槐(エンジュ)はどのように利用されているか

槐(エンジュ)の木は、軽くて柔らかいため、家具の材料として用いられることがあります。
例えば、机や椅子、棚などの家具に利用されます。
また、槐(エンジュ)の木は柔らかいため、彫刻などの精密な加工にも向いています。

槐(エンジュ)の木は、建築材料としてはあまり使われませんが、突板や薄い板状の槐(エンジュ)材は、内装材や軽量な仕切り板として利用されることがあります。
また、その木目の美しさや槐(エンジュ)の木の持つ香りが良いとされるため、建材としての利用よりも、内装材としての利用が一般的です。

槐(エンジュ)の木を利用した楽器は音の鳴りが良く、かつ軽量で扱いやすいため、ギターやウクレレなどの弦楽器によく使われます。
また、人形やブロック、パズルなど玩具の材料としても利用されます。
子どもたちが安心して遊べる材料としても好まれます。

以上のように、槐(エンジュ)の木は、家具や楽器、玩具など、様々な用途に利用されています。
その軽くて加工しやすい性質から、手軽に加工できるDIY材料としても注目されています。

槐(エンジュ)を使ったユニークなモノ

槐(エンジュ)細工

北海道の槐(エンジュ)細工は、槐(エンジュ)の木を素材にした伝統的な工芸品です。
槐(エンジュ)の木は、硬くて軽いため、細かい彫刻や削り出しに向いており、繊細な作品を作ることができます。

北海道の槐(エンジュ)細工は、19世紀に北海道に渡った北前船の船員たちが技術を伝えたことが始まりとされています。
当初は漁業用具などの実用品が中心でしたが、その後は華やかな装飾品や美術作品として発展していきました。

代表的な作品としては、馬や犬、鳥などの動物の彫刻や、花や葉っぱなどの自然モチーフの削り出しがあります。また、鉄道模型や軍艦模型、飛行機模型などの模型製作にも使われることがあります。

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北海道の槐(エンジュ)細工は、その美しさと精巧さから、全国的にも知られるようになりました。
今でも、北海道各地の工芸品店や観光地で、槐(エンジュ)細工の作品を見ることができます。

漢方薬

槐の花を乾燥させたものは「槐花(かいか)」、花蕾を乾燥させたものは「槐米(かいべい)」、もしくは「槐花米(かいかべい)」、槐の実を乾燥させたものは「槐角(かいかく)」といい、漢方薬や「槐花茶(かいかちゃ)」健康茶として用いられています。

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木グラス

槐の天然木を使用した土台部分とグラスからなるハンドメイド酒器。北海道地方の特産品として、主に贈答用に使われることが多いです。酒席を豊かにしてくれる逸品として人気があります。

淳工房『木グラス』(水中花・槐)

槐(エンジュ)の木を利用した様々なユニークな製品が存在します。
特に、槐(エンジュ)細工は、北海道の文化や風土を反映したものとして、地元の人々に愛されています。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、古くから魔除けの木として知られる槐(エンジュ)についてまとめてみました。

槐(エンジュ)はその美しさや利便性から、様々な分野で利用されてきた貴重な木材です。
その歴史や伝統を大切にしながら、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

杢目の美しさで人々の心を掴んでいる槐(エンジュ)の魅力を少しでも知ってもらえれば嬉しいです。

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