AI技術の発達に伴い、ChatGPTに代表される生成AIと呼ばれる技術が世界を席巻しています。
私たちのようにブログを書いている人たちにとって、この技術はどういったメリットがあるのでしょうか?
この記事では、AIブログ生成ツールがブログ製作者にもたらすメリットや注意点、実際にAIブログ作成ツールを使用してみて感じたことなどをご紹介します。
AIブログ作成ツールの概要
AIブログ作成ツールとは何か
AIブログ作成ツールは、人工知能(AI)を活用してブログ記事を自動生成するツールです。
これらのツールは、文章生成モデルや自然言語処理技術を利用して、ユーザーが入力したテーマやキーワードに基づいて記事を作成してくれます。
AIブログ作成ツールの種類
現在、市場には有料、無料さまざまなAIブログ作成ツールが存在します。
無料で使えるツールの代表的なものとしては、OpenAIのChatGPT、GoogleのGemini(旧Bard)、MicrosoftのBing Copilotなどがあります。
また、有料のツールも多く存在し、高精度のブログ作成だけでなく、キーワード調査やブログ管理などの付加価値を持ったものなど多くの種類があります。
AIブログ作成のメリット
時間と労力の削減
AIブログ作成ツールを利用することで、記事を一から作成する必要がなくなり、時間と労力を大幅に削減できます。
例えば、会社のブログを毎週更新するために必要な時間を短縮したり、記事の更新頻度をアップさせたりできます。
AIを使う最大のメリットがこれですね
創造性の向上
AIブログ作成ツールは、独自のアルゴリズムに基づいて文章を生成し、人間が書いたアイデアや創造性を補完するのに役立ちます。
自分では思いつかないような新しい視点やアプローチを取り入れたり、既存のアイデアを拡張したりする助けになります。
SEOの最適化
AIブログ作成ツールは、SEOに配慮したコンテンツを生成することができます。
キーワードの適切な配置や自然な流れの文章を生成するため、検索エンジンのランキング向上に貢献します。
AIブログ作成のデメリット
個性がない文章の問題
AIブログ作成ツールが生成する文章は、時には単調で個性に欠けることがあります。
このため、企業や個人のブランドの個性や独自性を表現するには、これまで通り、人の手によって考えられた部分というのが重要になってきます。
手直しが必要な場合
生成された文章には、時に不適切な情報や文法エラーが含まれることがあります。
そのため、ライターや編集者が手動で修正や調整を行わなければなりません。
この作業を怠ると、ブログ自体の信憑性にも関わってくるため、特に重視しなければならない点ですね。
ライターの仕事の減少
AIブログ作成ツールの普及により、一部、ライターの仕事が減少する可能性があります。
しかし、これは単純な業務の自動化にとどまり、クオリティの高いコンテンツの制作には人間のライターの役割が不可欠であることに変わりはありません。
やっぱり、面白いコンテンツを作るには人間の手が欠かせないってことですね。
AIブログ作成ツールの活用方法
タイトルの提案
AIブログ作成ツールは、ユーザーが入力したテーマやキーワードに基づいて、タイトルの提案を行うことができます。
SEOを意識したタイトルを考えるのに有効です。
見出しの提案
見出しは、記事の構造化と読みやすさに重要な役割を果たします。
AIブログ作成ツールは、適切な見出しの提案を行うことで、読者の興味を引くための効果的なコンテンツ構築を支援します。
記事本文の執筆
タイトルや見出し、キーワードを元に記事本文を書いてもらうことができます。
ただし、時にとんでもないことが書いてある場合がありますので、生成後は必ず内容のチェックを行いましょう。
実際のAIブログ作成ツールの使用例
ChatGPTを使ってみた感想
生成AIの代表ともいえるChatGPT。
無料で使えるのはGPT3.5バージョンです。
高精度のGPT4を利用するには、月額20$(アプリ版の場合は月額3,000円)かかります。
私の場合、まだまだそこまでガッツリと使いたいわけではないので、無料版のGPT3.5を試してみました。
ChatGPTを使うには、プロンプトと呼ばれる命令文を書いて指示を出す必要があります。
例えば、「canvaの使い方について記事を書いて」などのように指示を出します。
実際には、もっと細かくプロンプトを書いて指示を出してやりますが、指示を出すとすぐに生成が始まり、数10秒〜数分で完成します。
初めて使用した時は、「おおっ!すげぇぇぇ」って感動しました(笑)
ChatGPTをより便利に使いこなすためには、このプロンプトが重要で、調べると実用的なプロンプトの例などがインターネット上にも公開されていて、私もそれを活用させていただいています。
肝心の生成された内容についてですが、CHatGPTは時々平気な顔して適当なことを最もらしく書いてきます(笑)
GPT4はもっと精度が高いのでそこまでではないと思いますが、GPT3.5では結構な頻度で起こりますので、内容のチェックは必ず行うようにしてくださいね。
「Brog Creator」を使ってみた感想
私のブログ環境はレンタルサーバーにConoHa WING を契約しています。
先日、そのConoHa WING よりAIブログ作成ツール「Brog Creator」のサービスを開始との案内があり、 liteプラン月額330円が初月無料とのこと。
せっかくなので、「Brog Creator」を試してみることにしました。
この「Brog Creator」は、SEOで上位表示したいキーワードを入力すると、自動で4つのキーワード調査を行ってくれます。
4つのキーワード調査
✅ サジェストキーワード調査
✅ 再検索キーワード調査
✅ 共起語調査
✅ 上位サイトの見出し調査
そしてその結果を踏まえて、
4つの機能
✅ 見出し構成生成
✅ 本文生成
✅ タイトル生成
✅ 導入文生成
の4つの機能が利用できるようになっています。
さらに、利用するAIもGPT3.5、GPT4どちらも使用できるんですね。
そして、新規記事作成だけではなく、リライトにも使えるので、これまで書いた記事を定期的に手直しすることができます。
実際に使用してみると、シンプルな画面なので分かりやすく、簡単に使えます。
検索上位表示を狙いたいキーワードを入力し、見出し構成案を生成したところ、自分の視点では考え付かなかった見出しがスラスラと出てきます。
出てきた見出しを編集し、本文を作成。
GPT3.5を利用した場合とGPT4を利用した場合では生成された内容が違っていました。
やはりGPT4を利用した方が、より内容の濃いものとなっており、精度も高いと感じました。
この「Brog Creator」プランは、“lite”、“standard”、“business”の3つあり、それぞれ月に利用できる生成回数が異なります。
私は“lite”プランの利用を継続していますが、もっとガンガン使いたい方は“standard”や“business”プランを契約した方が良いかもしれませんね。
まとめ
AIブログ作成ツールは、現代のデジタルマーケティングにおいて重要なツールの一つとなっています。
その効果的な活用により、企業や個人は、より効率的にコンテンツを生成し、読者との関係を強化することができます。
しかし、注意が必要なのは、AIブログ作成ツールを利用する際には人間の判断と編集が欠かせないという点です。
さらに、AIブログ作成ツールを使用する際には、個々のユーザーのニーズや目標に合わせて無料のツールを使うのか、有料のものにするのかを決める必要があります。
各ツールには異なる特性や機能があり、個人の目標や予算によって必要な機能は変わってきます。
例えば記事構成を考える時にしかAIを使わないのであれば、ChatGPTなど無料のものでも大丈夫ですよね。
今後の生成AIの動向にも注目しておくと良いかもしれません。
結論として、AIブログ作成ツールは、時間と労力の削減、創造性の向上、SEOの最適化など多くのメリットを提供しますが、個性がない文章や手直しが必要な場合、ライターの仕事の減少などのデメリットも存在します。
ユーザーはこれらのメリットとデメリットを考慮し、適切に活用することで、効果的なコンテンツ作成に役立てるようにする必要がありますね
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