はじめに
コロナ禍以降、人々はより多くの時間を自宅で過ごすようになったため、自宅で快適に過ごすための需要が高まっています。
行動制限解除となった現在においても、リモートワークやオンラインミーティングを行う機会は多く、その需要は衰えていません。
そんな中、インテリア業界のトレンドはどのように変わってきているのでしょうか。インテリアコーディネーターとしての目線で、分かりやすくお伝えします。
インテリア業界のトレンドその1
自宅での在宅勤務が増えたことで、デスクやオフィスチェアなど、快適に仕事をするための家具の需要が高まっています。
チェアについては、ハイバックチェアやエグゼクティブチェアなど、背もたれが高く快適な座り心地が特徴のものが人気です。これは、コロナ禍以降家での仕事を行う人が増えたため、長く座っていても疲れにくいチェアを求める傾向が高くなっているためです。
また、デスクでは、高さや幅、奥行の種類が豊富なシリーズが人気です。また、バラエティに富んだ収納スペースがあるアイテムの人気も高くなっています。限られたスペースで作業を行うため、より自分の環境に合わせたデスクを求めるようになっています。
リモート関連でいえば、オンラインミーティングやオンライン授業などはすっかり定着した感もあり、制限解除となってもその機会は減ってはいません。コミュニケーションに適した照明や背景のアレンジメントなどの需要も依然として高いままです。
インテリア業界のトレンドその2
自宅での時間が増えたことで、デスクに座って作業をするだけではなく、ベッドの上に横になったままタブレットやスマホを使ったり、キッチンに立って作業をするなど、”ながら作業”を行うために便利なアイテムの人気が高くなっています。
たとえば、タブレットスタンドやスマホスタンドには色々な種類もあり、場面に応じていくつかを使い分けることもできます。
インテリア業界のトレンドその3
快適なリラックス空間を作る家具 ストレスや不安感が増えたため、自宅でのリラックスが求められるようになりました。そのため、ワンルームや一人暮らしの場面でも配置できるコンパクトなソファやビーズクッションの人気も高くなっています。
また、快適な睡眠への関心も高く、マットレスや寝具もワンランク上のものを求める傾向が高く、その他快眠グッズとともに売上が増加しています。
インテリア業界のトレンドその4
コロナ禍以降、自宅にいる時間が増えたことで、自宅のインテリアに対する関心が高まっています。しかし、インテリアデザインに詳しくない人も多く、オンラインインテリアコンサルティングサービスを受ける人も増えてきています。
サービスを利用すると、建築士やインテリアコーディネーターなど専門家のアドバイスを受けることで、自宅のインテリアを改善することができます。
また,サービスの種類や特徴、値段も様々なものがあり、自分にマッチするものを選んでサービスを受けることができます。
まとめ
このようにコロナ禍で育ったインテリアトレンドは、まだまだ需要が高く、DIY人気とともに”インテリア”への関心を後押ししています。
インテリアコーディネーターとしては、自分に合った家具やインテリアアイテムを探していく楽しさを知ってもらえたら嬉しく思います。
選んでいる時のあのワクワクする感覚や組み立てている時の楽しさをぜひ、感じてもらえたらと思います。
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